「のぼうの城」は書店で見かける度に表紙のイラストが気になっていた。イラストの作者はオノ・ナツメという方。初めて知ったが、これからはちょっと注目しよう。
お話はamazon等で調べて頂くとして、エンターテイメントとしてかなり面白い。読み終わった後に思わずGoogleマップで城跡を調べてしまった。
[amazon_image id=”4103068817″ link=”true” target=”_blank” size=”medium” ]忍びの国[/amazon_image]「忍びの国」の方が若干ハードボイルドか。「のぼうの城」の方が好みだが、どちらも主人公側が歴史的には敗者だ、というのが良いのだと思う。
歴史ものであり合戦ものなのだが、勝ち戦のあり方、負け戦のあり方に焦点を当てつつ、戦が終わっても人生は続くよ、という辺りが受けているのではないだろうか。